Friday, May 05, 2006

弦のテンションとサステイン

若かったころ(気分は今でも若者ですが)、ギター弦のゲージとサステインについて誤った認識をしていました。ヘビーゲージを張ると指は痛いわ、音は硬いわ、サステインはしないわ、いいこと一つもないと思っていましたが、ピアノの本を読んでこの考えは誤っていることに気づきました。
ピアノはご存知のように「ピアノフォルテ」が正式名称で、大きな音も小さな音も出せるという意味ですね。それではピアノが誕生するまではダイナミクスがつけられなかったのか、というとその通りで、チェンバロ以前は弦を爪で引っ掛けて音を出していましたので、強く(正しくは速く)鍵盤を叩こうが弱く(正しくはゆっくりと)鍵盤を叩こうが同じ大きさの音しかしなかったのですね。そして、響板がピアノのように鋳物の頑丈なものではなかったので、弦の張力を強くできなかった。するとサステインのないあの哀れな感じのチェンバロの音となるわけです。
一般に弦の張力が強ければ強いほどサステインは長くなるのです。従ってギターもヘビーゲージを張ったほうがサステインは長い。ただ、指が痛くてずっと押弦していられないので音が切れるだけだったのですね。
まぁギターの場合はネックの強度の問題やプレイヤビリティの問題もあり、私はライトゲージを張っていますが、強靭なネックと指の力があれば、ミディアムゲージを張りたいと思っています。

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