Tuesday, May 02, 2006

バンド豆知識(和声編)

かなり昔のことですが、音程について素朴にして核心を突くような質問を受けたことがあります。
ご存知のように、2度・3度・6度・7度には「長と短」がありますが、何故4度と5度には「長短がなく、完全と増減」しかないの?
これって、うーむ・・「そういう決まりだからさ」とか、「ほら、4度と5度は完全に調和するじゃん」というような逃げの答えでは質問者は納得しません。大体、グレゴリオ聖歌の時代は、「完全に調和する」のは8度、即ちオクターブしか認められていなかったのですから。5度はともかく、4度などは「不協」とされていましたので、後者の答えはウソです。
これ、音大の先生などに訊いても竹を割ったような答えはないと思います。
たとえば、ジャズなどでは和声はテンションだらけで、ちょっと聞くと「不協和音」のように聞こえますが、ジャズマンにとっては普通の3和音なんて「スがあいていて充実感がない」わけで、5音以上が重ならないと「調和感がない」ということもあります。
答えになっていませんが、「よく響く和声」は個人的・時代的に変遷するということで、4度・5度を「完全に調和する」と思っていた時代にそのように命名された、というところで手を打つしかないようです。

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