なぁんだ
2A3 シングルステレオ・パワーアンプは都合2回解体・再組立てしました。うーむ、誤配線はないし、半田付けも確認したのだが・・。もしかしてキットについてきた部品に問題が?よーし、テスターを買ってきて全部品再チェックだぁ。あれ、すべて規格どおりだなぁ・・。
てなことを延々と半日やりまして、最後に真空管の差込をいじってみたら・・何と全く問題なく両方から音が出るではありませんか。いやー、まいった。2A3 は ST 菅と呼ばれる「ナス型」の大きい真空管です。これはソケットにカチッと入っていたのですが、6SN7 というドライバー管はやや小ぶりな GT 菅と呼ばれるもので、これは根元までキチっとは入らない。これをグイグイ押し込んだり前後左右に揺れてみたりしたらすっかり直ったというわけです。真空管は消耗品(といっても 5,000 時間はもつとされています)なので、ソケットに足を半田付けするわけにもいきませんしね。
つまり、最初から何の問題もなかったものということですね。あー、馬鹿らしかった、と思ってはいけません。半田付け忘れの部分も見つかりましたし、回路の理解も進みましたし、5時間も熱中する時間がもてましたし、大いに楽しませてもらったということで。
さて、肝心の音の方ですが、先輩製作の VT-62 とは全くオモムキが違います。よく 300B がキングだとすると 2A3 はクイーンだと評されるようですが、とにかく繊細です。vt-62 が重戦車だとすると、2A3 はスティルス戦闘機?華麗にして鮮やかといった味わいです。ゴリゴリのジャズライブ版を迫力満点に聴きたい、重低音を腹で感じたい、という向きにはやや満足度が低いかもしれませんが、ボーカルもの、室内楽などにはうってつけの感じです。これでフルオーケストラの Beethoven Sym. No.9 を聴くとどうなるか?今夜試してみたいと思います。

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