Tuesday, September 05, 2006

音楽教育について

前回の続き。
音楽教育については私なりに一家言あります。
以前、ある会で、島根大学教育学部の音楽科教授の講演を聴いたことがあります。彼は私より少し歳は下で、芸大の管弦打楽器科を卒業、専門はクラリネットということでしたが、大変面白かった。
音大に非常勤講師として講義に行き、「皆さん、音楽家の三大Bって知っていますか?えっ、知らない?それはいけません。いやしくも音楽大学の学生なんですから。それでは恥をかかないように教えますよ。一人目は・・皆さん御存知ビーズですね。二人目は世界を席巻したあのビートルズです。そして最後はベートーベン。これ、試験に出ますよ」というと、学生はせっせと言われたとおりにノートを取るのだそうです。
ま、笑い話のような本当の話。
音楽教育はいつから始めたらよいか?という問題に対する答えは、「その気になったとき」です。
3歳からなんたら幼児教育を始めなければいけないというのは、全くのウソです。
人は思春期になれば誰から強制されるでもなく、音楽にのめりこむような時期を迎えます。このときが音楽教育を始めるべき時期だ、というのが私の恩師(脳神経生理学)の持論で、確かに某大阪の公立工業高校は吹奏楽でいつも全国5本の指に入る成績を残していますが、その8割以上は高校に入ってから初めて楽器を手にした者だと。中学・高校は指導者がすべてです。
異論もあると思いますが、世界で活躍できるようなごく一部の音楽家を除けば、のめりこみたいときが教えるべきときだというのは、まさにその通りだと思います。
情操教育はすべてがそうであり、いやなのに無理やりなんたら教室に通わされるのは、○○嫌いを作るのみで、百害あって一利なしでしょう。

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