Tuesday, July 25, 2006

書道三昧

不良バンドおじさんは趣味が広い。
芸術系は何でも好きですが、絵画は絵心がなく鑑賞専門で、陶芸は登り窯がないので作れません。
書は好きだし、書きます。以前も書いたかと思いますが、日本の書家の中では何と言っても「会津八一」のファンです。孤高の歌人にして書家、さらに東洋美術の研究家で、早稲田大学時代に相馬御風や坪内逍遥と友好を深め、逍遥には「君は根っからの芸術家だ」と言わしめたとのこと。
その書は、確かに独特の世界を持っており、誰が見ても会津八一と分かります。これって、音楽でも大事ですよね。オリジナリティーのない音楽は存在価値がない。短歌は必ず平仮名のみで揮毫します。これは、音律を重んじたからとも言われていますが、確かに声に出して読むとその心地よさが倍増する気がします。
福沢諭吉七訓(後世の偽作)は揮毫して職員食堂に掛けてありますが、あまりに教条的なので、来月は八一の下記の句に差し替えることにしました。
「ふなひとは はや こきいてよ ふきあれし よひの なこりの なほ たかくとも」
(船人は はや漕ぎ出でよ 吹き荒れし 宵の名残の 尚高くとも)
八一や、われわれの卒業した新潟高校の庭に、卒業間際にこの句の歌碑が建てられました。
彼はあまり応援歌のような句は創りませんでしたが、中越地震の復興や、人生上の困難な状況から逞しく這い上がる勇気が湧いてくるようです。

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